並行輸入について調べてみました。
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並行輸入とはずばり、「正規のルートとは別のルートで商品を輸入すること」です。
正規のルートで輸入されたものを「正規輸入」「正規輸入品」というのに対し、異なるルートで並行して輸入することから「並行輸入」「並行輸入品」と呼ばれるようです。
では、「正規のルート」とはそもそも何でしょうか。
通常、海外ブランド品はその商標権を持つ海外ブランドと国内の正規輸入代理店の契約に基づいて輸入されるか、海外ブランドの国内直営店が輸入します。
さらに正規輸入代理店は、国内の正規輸入販売店に輸入した商品を卸し、消費者に販売されます。
これが「正規のルート」となります。
図で説明すると次のとおりとなります。
しかし、ブランド品の輸入販売に関する正式な契約を結んでいない、いわゆる第三者である輸入業者や小売店によって輸入・販売されることがあります。
この第三者による輸入を並行輸入と呼んでいます。
分かりやすい例でいえば、海外のオンラインショップで販売されているブランド品を国内の小売店が購入し、販売するというような形態です。
ちなみに、並行輸入は1971年まで違法という判断がされていましたが、パーカー万年筆事件の判決をきっかけに並行輸入は適法との判断がされています。