EMSで返品する方法を紹介します。
イギリスのオンラインショップ「END.」でスニーカーを買ったのですが、間違った商品が届いてしまいました。
買いたかったのは「Adidas Stan Smith Vintage」だったのですが、「Adidas Stan Smith Premium Leather」という商品が到着してしまいました。
どうやら、購入した時に表示されていたコンテンツに間違いがあったようで、オンラインショップのカスタマーサービスのチャットを使って、なんとか返品までこぎつけました(その顛末については別の機会に)。
ということで、返品することになったのですが、ネットでほぼ情報がないようなのでこの記事で情報展開します。
1.返品するための輸送手段
まず何の輸送手段を使って返品すればいいのか分かりませんでした。
思いついたところでは、
- 国際郵便
- 国際宅急便
の2つです。
で、調べてみたところ、国際宅急便は面倒そうなので国際郵便(EMS)を利用することにしました。
2.返品の際の関税
次に気になるのが関税です。
で、調べたところ、返品の際に関税がかからないようにすることができます。
それは荷物やEMSのラベルに「Returned Goods」と記載することです。
逆にこれを書かないと、受け取り側で関税が発生し、受け取ってくれないことがあるようです。
書き方は後で説明します。
3.EMSで返品するために必要な書類
さて、EMSで返品するために必要な書類は下記3点です。
- ①EMS送付状(物品用)
- ②インボイス
- ③オンラインショップの返品用紙(ショップによっては不要)
①EMS送付状(物品用)は、小包などを送るためのやや大きめの送付状です。
郵便局に行けばハガキに住所を記入するスペースに普通に置いてます。みつからなければ係の方に聞いてみましょう。
②インボイスとは、物品を送るときに税関への申告、検査などで必要となる書類です。また、相手国での輸入通関をする際に必要となります。
郵便局の下記のページでインボイスのExcel用フォーマットをダウンロードできるので、Excelが使えるのであればこのフォーマットを使うのがよいでしょう。
END.では「返品用紙を書いて同梱してね」と言われたので、③返品用紙も記入しました。
これで必要な書類は全部で3点です。
以下、順番に記載方法を解説します。
4.①EMS送付状(物品用)の書き方
ポイントになる部分を中心に説明します。
- ご依頼主:自分の氏名・住所・郵便番号・電話番号を英語で記入
- お届け先:送付先の氏名・住所・都市名・郵便番号・国名を英語で記入
- 内容品の詳細な記載:品名を記載し、「Returned Goods」も記載
- 内容品の価格:購入したときの価格を記載
- 次の場合は□に×をつけてください:「その他」に×
- ご署名:自筆で署名(ローマ字で署名しました)
- 日本円換算合計:内容品の価格の合計を日本円で記入
5.②インボイスの書き方
ダウンロードしたフォーマットにサンプルがあるので、ほぼそれでわかると思いますが、ポイントになる部分を中心に説明します。
- ご依頼主:自分の氏名・住所・郵便番号・電話番号を英語で記入
- お届け先:送付先の氏名・住所・都市名・郵便番号・国名を英語で記入
- 郵便物番号:EMS送付状の番号を記載
- 送達手段:「EMS」を記載
- 支払条件:「-」を記載
- 備考:「無償」「その他」に×
- 内容品の記載:具体的な商品名を記載
- 単価:購入したときの価格を記載(合計額は自動で計算されます)
- 総合計:重量と価格の合計を記入
- 原産国:商品の原産国を記載。今回は「Made in CHINA」と書かれていたので「CHINA」を記載
- 署名:自筆で署名(ローマ字で署名しました)
6.③返品用紙の書き方
END.に特化していますが、返品用紙も載せておきます。
6.ダンボール
箱の表にどーんと「Returned Goods」を記載します。
7.郵便局へ
ダンボールには商品と③だけを同梱し、①②はダンボールにいれずに郵便局に持っていきます。
EMSはコンビニでは扱ってくれないので、郵便局に持ってくか、集荷依頼をしてください。
郵便局に持っていくと、危険物が入っていないか確認されます。
そして送料を支払ます。今回は4100円でした。
最後にEMS送付状の中から「ご依頼主控え」と「EMS受取書」の2枚を返してくれます。
これで無事にイギリスまで到着するのか分かりません。
状況は追って報告致します。