今回のメンズ伊勢丹セールで感じました。
この記事で書きたいことは2点です。
一点目は、百貨店のセールは安いものを買うだけが目的ではない、ということ。
二点目は、定番とそうでないものを見分けることができる、です。
1.百貨店のセールは安いものを買うだけが目的ではない
以前も書いたかもしれませんが、伊勢丹など、百貨店では在庫を多く抱えているはずです。
たとえば前年に売れ残ったブランドの商品など。
が、売れ残った場合、これを店頭に出すことはできないと思います。
なぜならブランドは毎年新作を発表し、そちらへの販売に注力するためです。
ということで、売れ残った商品を在庫として百貨店が抱えていると、その商品を売りに出せるチャンスは「セール」だと思います。
「セール」というと、そのシーズンの商品が安く買えるチャンスと思いがちです。
たしかにブランドショップであれば、前シーズンの在庫がないのでその定義があてはまります。
が、百貨店では前シーズン、あるいはそれより前のシーズンの商品が出回る可能性があります。
前シーズンでなくとも、店頭に出せる機会がない、いわゆる陽の目を見なかった商品が出回ることもあるかもしれません。
2.定番とそうでないものを見分けることができる
バリーの財布などの小物がセールで置かれていました。
気に入った形の財布があったのですが、色はネイビーでした。
同じタイプで黒がないか店員さんに尋ねたところ、
「黒は定番なのでセール対象外です」
という返答。
たしかに、その横にあるセール対象外ブースに、同じタイプの黒の財布がありました。
黒が定番な理由がわかりました。全然印象が違います。
そのとき思ったのは、「色違いの黒がセール品で手に入らない」ということより、「色違いの黒が定番」という情報が手に入ったことです。
普段ブラブラと店舗を見ているだけでは、どれがセール対象品どれが定番かはわかりません。
ですが、こういうときに色やデザインの違いで定番を知ることができたのはある意味ラッキーです。
それに、ちょっと立ち寄りがたい高価なブランドでもこういうときならお客さんも大勢いて入りやすいので、なにかと確認しやすいですしね。